PTAは、児童の健全な成長をはかることを目的とし、親と教師とが協力して、学校および家庭における教育に関して、理解を深め、その教育の振興につとめ、さらに、児童生徒の校外における生活の指導、地域における教育環境の改善、充実をはかるために会員相互の学習その他必要な活動を行う団体である。

PTAの目的

PTAの目的は、「児童生徒の健全な成長をはかる」ことである。児童生徒の健全な成長をはかるためには、学校と家庭と社会が、それぞれ教育の責任を分担し、協力し合うことが大切であるが、特に、児童生徒の教育に直接の責任をおう学校と家庭の協力体制が必要である。この、協力体制は、さらに、地域社会における児童生徒の教育についても重要な役割を果たすものである。

(昭和42年(1967年)6月23日社会教育審議会報告より)

PTAの成り立ち

PTAは今からおよそ110年前の1897年2月17日にアメリカの首都ワシントンでPTAの前身と言われる「全国母親協議会」が、アリス・マクリーラン・バーニー婦人とその協力者であるフィビー・アパーソン・ハースト婦人の力によって結成されました。バーニー婦人は、この世に新しく生まれでる子どもたちのために、しあわせなより良い境遇の新しい世界を作ることを考えました。その後1907年に母親会の中に「父母と教師の会」がもうけられ、1924年に「全国父母教師協議会」となりました。

日本では戦前から学校ごとに「学校後援会」などが組織されていました。戦後まもない昭和21年3月第1次アメリカ教育使節団の報告書にPTAのことも記されています。文部省は「父母と先生の会―教育民主化への手引きー」を配布し、PTAづくりを奨励しました。その後昭和23年10月には「父母と先生の会」参考規約が作成され、昭和25年には全国ほとんどの小中学校にPTAが組織されることになりました。

おもろいやんけPTA